胃薬とナトリウム

こんばんは

今年は、積極的に人と会うことを、心がけています。今日は、出版記念パーティー🎉に参加してきました。たくさんの方が出席していました。著名な方をたくさんお見かけしましたが、オーラが違いました。いろんな方と会うと、自分の考え方など学ぶことが多いですね。

 

さて、二日酔いのセルフケアに続いて、今日は、胃薬とナトリウムについて書きたいと思います。私自身も10年以上、薬剤師をしていますが、学んだ時は、へーーと思ったので、知っている方には、恐縮ですが、書いておきたいとおもいます。

 

高血圧や心臓病の方が注意しなければならないのは、ナトリウム(Na)のとりすぎです。

ドラックストアなどに売られている胃薬の中に炭酸水素ナトリウム(NaHCO3)という成分があります。いろんな胃薬にも炭酸水素ナトリウムが含まれています。代表的なものとして、太田胃酸は、炭酸水素ナトリウムが1日量で1875mgも含まれていて、食塩に換算すると1.3gも含有します。

 

炭酸水素ナトリウム(NaHCO3)量✖︎0.7=食塩(NaCl)量

1875mg✖︎0.7=1.3g

 

ナトリウム(Na)✖︎2.54=食塩(NaCl)量

 

 

ちなみに、この炭酸水素ナトリウムは、胃酸を中和させることにより、早く、強い効果がありますが、作用時間は、短いです。CO2発生により2次的に胃酸を分泌を増やす。CO2を吸着する酸化マグネシウムが同時配合されることもあります。

 

太田胃酸は、CMでもやってましたし、気軽に誰でも飲めそうな胃薬と思っていました。高血圧の人の減塩目標値は、1日6g以下です。食塩換算で、薬から1.3gも摂取したら多いですね。ナトリウム制限のある方や気にしている方にはナトリウムフリーの胃薬が良さそうですね。

一般に売られている胃薬は、配合されている場合が多いので、薬の成分がたくさん並んでいると頭がぐるぐるしてしまいます。

炭酸水素ナトリウムは、今日お伝えしたので、バッチリですね。ちなみに重曹ですので、なじみのある成分でもあるのです。

 

まとめ
・胃薬の炭酸水素ナトリウムは、胃酸を中和してくれて、効果は早く強いが持続しない。
・炭酸水素ナトリウムは、塩分(ナトリウム)制限をしている人には配慮する必要がある
・太田胃酸は、大人1日量で1.3gの食塩を含む

 

高血圧や心臓病の方は、薬剤師に相談してください。

 

今日もありがとうございます(^^)