2017-01-01から1年間の記事一覧

胃酸分泌を抑制する薬、H2ブロッカー、ガスター(ファモチジン)など

個々の胃薬についてです。 胃酸分泌を抑制する薬①H2ブロッカー(+制酸剤)②胃酸分泌抑制成分胃酸分泌の過多による胃痛、胸やけ、もたれ、むかつき夜中や空腹時に起こる胃の不調、刺激物など暴飲暴食が原因、食事に関係なく症状が起こるとき服用してください。 …

胃腸薬の選び方 :体質や病歴に考慮した選択の例

少し間隔が開いてしまいましたが、胃腸薬の選び方の続きです。体質や、病歴に考慮した例を記載します。 胃腸薬の選び方 体質や病歴に考慮した選択の例 便秘がちである・アルミニウムやカルシウムを含有する薬を避ける・マグネシウムを含有する薬を選ぶ 下痢…

胃痛、胃部不快感の症状による選択〜急性のキリキリとした胃の痛みには、胃腸鎮痛鎮痙薬を!

胃痛、胃部不快感の症状による選択 ①胃の痛み急性のキリキリした胃の痛み、腹痛→胃腸の過剰な動き(けいれん)➡︎胃腸鎮痛鎮痙薬 急性の強い痛み+吐き気→胃腸の過剰な動き(けいれん)➡︎局所麻酔成分を配合する胃腸鎮痛鎮痙薬 急性、慢性の軽い痛み→胃酸過多➡︎制…

胃腸薬の選び方

こんにちは胃薬を選択するときのポイントは、服用する人の胃の不調が、胃酸の分泌亢進(胃酸過多)で起こっているのか、胃腸機能低下(消化不良、蠕動運動低下)で起こっているのかを見極めることです。 ・機能亢進(胃酸過多)→制酸成分、H2ブロッカー、胃酸分泌…

胃腸鎮痛鎮痙成分、局所麻酔成分について ロートエキスは、他の抗コリン成分と比べて中枢に移行するので副作用に注意する。

こんにちは。何度も出てきているのて、覚えてきているかもしれませんが、今日は、胃腸鎮痛鎮痙成分、局所麻酔成分についてです。 胃腸鎮痛鎮痙成分、局所麻酔成分抗コリン作用をもつ成分には、①アルカロイド成分のロートエキスと②抗コリン成分があります。 ①…

胃運動機能調整成分(トリメブチンマレイン酸塩)、胃液分泌抑制成分(ピレンゼピン塩酸塩水和物、ロートエキス)

こんにちは。 今日は、2点についてです。 ・胃運動機能調整成分(トリメブチンマレイン酸塩) ・胃液分泌抑制成分(ピレンゼピン塩酸塩水和物、ロートエキス) 胃運動機能調整成分(トリメブチンマレイン酸塩)胃の蠕動運動とは、胃周辺の筋肉の収縮によって生じた…

胃粘膜修復保護成分 メチルメチオニンスルホニウムクロリドは、別名ビタミンU(キャベジン)と呼ばれる

今日は、胃粘膜修復保護成分についてです。 銅クロロフィリン塩(メサフィリン) 胃部不快感や2日酔いのむかつき、口臭予防に用いられる。ペプシン活性抑制作用と胃粘膜の組織を再生する作用がある。便が緑色になる。 スクラルファート(アルサルミン) 潰瘍部…

制酸成分は、速攻性はありますが、作用時間が短く2〜3時間くらいです。

こんにちは 今日は、制酸成分です。 制酸成分は、速攻性はありますが、作用時間が短く2〜3時間くらいです。 作用発現 作用時間 強さ 炭酸水素ナトリウム 速 短 強 沈降炭酸カルシウム 速 長 強 酸化マグネシウム 遅 長 強 メタケイ酸アルミ ニウムマグネシウ…

胃腸薬に配合される成分の特徴

今年もよろしくお願いします。 今日は、胃腸薬に配合される成分の特徴について書きます。お正月は、たくさん食べてしまうので、消化成分から書きます。 消化成分 消化不良や消化吸収障害の改善を、目的として、胃腸障害に対する対処療法に用いられます。 炭…