胃粘膜修復保護成分 メチルメチオニンスルホニウムクロリドは、別名ビタミンU(キャベジン)と呼ばれる
今日は、胃粘膜修復保護成分についてです。
銅クロロフィリン塩(メサフィリン)
胃部不快感や2日酔いのむかつき、口臭予防に用いられる。ペプシン活性抑制作用と胃粘膜の組織を再生する作用がある。便が緑色になる。
潰瘍部分の保護作用に優れ、消化性潰瘍に対して、H2ブロッカー薬や制酸成分と同等の効果が認められている。アルミニウムを、含むため、透析患者には、投与禁忌。食べ物があると蛋白質と反応して保護層が形成できないため、食前または空腹時に、服用。
セトラキサート塩酸塩(ノイエル)
胃粘膜の平滑筋を直接弛緩させ、胃蠕動運動の抑制、胃粘膜血流量の増加、胃粘膜病変時の胃粘膜微小循環を、改善する作用がある。
体内で、トラネキサム酸になるため、血栓症の人は避ける。
テプレノン(セルベックス)
胃粘膜の合成、粘液分泌促進作用があり、胃粘膜を保護する。空腹時は吸収が低下するため食後服用。肝機能障害、黄疸の副作用あり。
アルジオキサ(イサロン)
胃の粘膜の組織を修復させる作用が優れている。その他、胃粘膜に付着して保護する作用、抗ペプシン効果がある。アルミニウムを含むため、透析患者には投与禁忌。
アズレンスルホン酸ナトリウム(マーズレンS)
炎症部分の治癒を促進する効果、抗ペプシン効果がある。
別名ビタミンU(キャベジン)と呼ばれる。
動物実験で腎血流増加、胃液分泌抑制、胃運動の抑制、胃粘膜変性防止作用などが認められている。
今日は、少し短いですが、きりがいいのでここまでです。